7世紀の新羅。後宮を牛耳るミシルは、
色香と策略で歴代の王たちを操ってきた。
しかし真平王だけは思い通りにならなかった。
その、真平王の正妃が「双子」を出産する。
(-“-;A
「双子は王族の男子を絶やす」という言い伝えがあり、
双子の妹のトンマンが新羅を出た。
自分の出生を知らないトンマンは、やがて姉のチョンミョンに出会う。
その頃、宮廷ではミシルが横暴を極めていた…。
あまりにも魅力的な悪女ミシルに、
時代劇初体験のコ・ヒョンジョンが挑み、カリスマ的人気を獲得!
この表情が、何とも凄いσ(^_^;)
歴史上、謎の多い善徳女王の生涯や、
美男武装集団「花郎(ファラン)」を豊かな想像力で再現したドラマとの事です。
昨日は、第52話まで行ったかな…
第50話で、美室(ミシル)がついに己自身に“ケリをつける”エピソードと、
そこからの“新たな始まり”
善き悪役、まさに美室(ミシル)
これが、魅力的でした。
もう、出て来ないとなると…、
寂しい気がします。
己が消えても、己の思いはまったく消えることがない。
ピダムにソルォンを初めとした“ミシル一派”へ脈々と受け継がれていく。
皆、美室(ミシル)の精神を継ごうとし、
亡き人への思いにまだまだ応えようとする。
このストーリーは新羅27代王にして朝鮮半島で
初めての王である善徳女王を描いていて、
当然主役はトンマンこと善徳(ソンドク)女王(イ・ヨウォン)で
彼女も頑張っているのだが、
特に前半は美室(ミシル)を演じたコ・ヒョンジョンが
完全に主役の座を奪っている。
コ・ヒョンジョンは顔の表情だけでほとんど演技しているのだが、
もの凄い存在感でした。
綺麗だし…
σ(^_^;)
でも徳曼はやはり「王」で…
残念ながら美室がいかに優れ、
いかにがんばって支配しようとしても、「国の王」ではなかった。
それは美室が、“現実の枠内の中のみの栄達”を求めようとして
一方で徳曼は、“理想”を語る。“夢”を語っている。
現実から一歩踏み出し
いまひとつ階段をあがって、新羅をより「発展させたい」と口にする。
この部分で、もはや徳曼の「勝利」
でも美室(ミシル)は徳曼の理想が必ず挫折を伴うこともよく知っていた。
けれども一方で、明らかに徳曼の「成長の手助け」をしていたことは
間違いない。
話が進むにつれ、愛憎のなかに、美室(ミシル)から徳曼、そして春秋への権力のバトンが 渡されいく感じです。
徳曼に為政のバトンがわたりきったとき、そのときがまさに「ミシルの乱」
死んでもミシルの影は生き人たちにいつまでもつきまとう。
ほんとうに、筋金いりの“敵役どころ”である。
その影が覆うように、女王として即位した徳曼の周囲も慌しくなる。
ピダムとユシンの関係も、奇妙な亀裂が生じていく。
そして徳曼とピダムの情が変化していく。
一方でユシンと徳曼の絆はまったく変わることが無い。
春秋公は相変わらず成長し続けている。
徳曼に政治と人事の現実を教わり続ける。
徳曼の行動は、けん制に次ぐけん制、人間関係のストレスを周囲にも
自分にも与え、王の業務を“忠実に遂行”していく。
だからこそ、孤独と向き合わなければならない。
まだ見ていないのですが…
第56話で、徳曼が一人静かに涙を流すシーンがあるとの事。
現代の働く女性とか、責任感強い仕事を任されて
プレッシャーを感じる能登原人にとっては共感できるシーンみたいです。
『善徳(ソンドク)女王』は、その『チャングム』の脚本家と『チュモン』の監督によって制作されたとの事で…
面白くてあたりまえです。
韓流ドラマの特徴でもある「シンプルな対決図式」や
「人間関係の面白さ」や「スリリングな展開」で
惹き付けながら、より複雑で深い人間(キャラクター)を意識的に描き
特に悪役でありながら魅力的な「ミシル」と善と悪の間を行ったり来たりしながら愛を追求する「ピダム」が…
…DVDを、購入してしまいました。
A=´、`=)ゞ
【善徳女王のストーリー】
■ 第1話
真興(チヌン)大帝が治める新羅では、王の側室ミシルが権力を狙っていた。大帝は近衛花郎ソルォンにミシルを殺せと遺言を残すが…。
■ 第2話
ミシルは真智王の弟、真平(チンピョン)を王に擁立する。ミシルは王妃の座を狙って、摩耶夫人と側近ムンノの殺害を命じるが…。
■ 第3話
ソファは危機をムンノに助けられ、中国で宿屋を営みながら赤ん坊を育てた。そして15年後、赤ん坊はトンマンという少女に成長し…。
■ 第4話
チルスクの動きを察知したソファは、トンマンを連れて逃げ出した。ソファは逃走中に沙漠に落ち、トンマンは救い上げようとするが…。
■ 第5話
真平王が娘チョンミョンの夫ヨンスを太子に立てようと考え、ミシルの牛耳る花郎は猛反対。そこで、ヨンスは試験されることになり…。
■ 第6話
トンマンは新羅にやってきたが、ムンノを見つける手だてがない。途方にくれるトンマンを見て、チュクパンは詐欺を働こうとするが…。
■ 第7話
チョンミョンはトンマンが絶壁から落ちるのを見て、自分も飛び降りトンマンを救った。トンマンは自分と同じホクロを見つけ…。
■ 第8話
トンマンはチュクパンとコドを助けるため、王にヨレ寺での一件を話すと進み出た。ヨンスの弟ヨンチュンはトンマンを王に会わせ…。
■ 第9話
ユシンは侮辱を受けながらも、力不足を理由に試合を断る。部下のアルチョンらが苛立つ中、とうとうトンマンに疑いがかけられ…。
■ 第10話
ソルォンの計略で百済はアマク城に軍隊を集結。ソルォンの命令に頑なに従っていたソヒョンの部隊は、百済に包囲されてしまい…。
■ 第11話
ユシンは生死の分からないトンマンを一人で探した。敗残兵に襲われるが、百済軍の兵士の死体の間からトンマンが立ち上がり…。
■ 第12話
アルチャンに反抗したトンマンを、ソップムは斬刑しようとする。ユシンは自分にも責任がある、百済軍と戦って死なせてくれと頼み…。
■ 第13話
チョンミョンとユシンのおかげで、トンマンはキム・ソヒョン暗殺のえん罪を晴らす。チョンミョンはついにトンマンの身分を明かし…。
■ 第14話
随の使節と商団が徐羅伐にやってくる。食事係のトンマンは「サダハムの梅」が何なのか知りたくて、商団の宿所に忍び込むが…。
■ 第15話
ミシルはトンマンに興味を持ち、秘かに調べるよう指示する。一方、ユシンとウルチェはトンマンがスパイではないかと疑念を抱き…。
■ 第16話
チルソクは神殿近くでトンマンにぶつかるが、目が見えないため気付かなかった。トンマンはチョンミョンに神殿を調べてくれと頼み…。
■ 第17話
トンマンはミシルの恐ろしさに震えた。ミシルは「逃げないと災いを被るだろう」というメッセージをチョンミョンに伝えるよう命じ…。
■ 第18話
チョンミョンはムンノ、ソファ、チルスクが自分の出生に関わっていることを知る。さらにトンマンが双子の片割れではないかと推測し…。
■ 第19話
ユシンはチョンミョンに、トンマンは女だと教える。チョンミョンはもう一人の双子はトンマンだと確信し、秘密を守ろうと決心するが…。
■ 第20話
双子であったために、予言を怖れて捨てられたことを知り、トンマンは衝撃で混乱してしまう。自分はいない方がいいと考え…。
■ 第21話
チルスクが目の包帯を解いた瞬間、ユシンとトンマンが逃げていくのを目撃する。チルスクは双子の片方を宮殿で見たとミシルに知らせ…。
■ 第22話
トンマンとユシンはピダムに助けられる。トンマンはキム・ソヒョンさえ、自分を殺そうとしていると知ってショックを受けるが…。
■ 第23話
ピダムは船を用意し、ユシンとトンマンを脱出させる。徐羅伐ではトンマンを逃したミシルと、トンマンを探すチョンミョンが対立し…。
■ 第24話
チョンミョンはトンマンに会いに行き、王女の服を着せた。チョンミョンはトンマンに、キム・ユシンと遠くに行って暮らせと言うが…。
■ 第25話
絶望するトンマンにユシンは遺言を伝えるが、トンマンはその言葉は守れないと言った。ピダムはムンノにトンマンを助けたいと言い…。
■ 第26話
トンマンは新羅に戻り、王女の身分を回復しようと決心。ミシルは暦に明るいウォルチョン大師から日食の情報を得ようとするが…。
■ 第27話
談判に来ていたユシンと、助けられたトンマンは復耶会の砦に拠点を作る。そこでミシルに対抗するための具体的な計画を練るが…。
■ 第28話
ピダムはミシルに捕らえられるが、トンマンからミシルの洞察力を揺るがす戦略を教えこまれていた。ピダムはトンマンの手紙を渡し…。
■ 第29話
太陽が欠け再び明るくなると、演武堂にトンマンが登場し、アルチョンとユシンも現れる。真平王と摩耶夫人はトンマンを迎えるが…。
■ 第30話
トンマンは王女として宮廷に入るが、ミシルに見下され怒りで唇を噛んだ。トンマンは王室の神権を民に全て公開すると政策を立てるが…。
■ 第31話
トンマンとソファが再会し、ムンノはトンマンが双子の王女だと知った。チルスクは長年、ソファに切ない気持ちを抱いていたが…。
■ 第32話
ムンノはミシルと真平王の前に出て、風月主の比才(ピジェ)の主催を申し出た。トンマンとユシンはミシルの秘密に近づいていき…。
■ 第33話
トンマンは、自分が王になり三国一統を成し遂げるとムンノに告げるが、ムンノは同意しない。一方、ピダムは自分の出生について調べ…。
■ 第34話
ポジョンとユシン、ピダム、アルチョンらは緊張しながらも、比才で最善を尽くそうと意を決する。試合はますますおもしろくなるが…。
■ 第35話
ムンノはチルスクから正確な判定を求められる。審議した結局、ピダムは失格になった。ユシンとチルスクは再び対決することになり…。
■ 第36話
キム・ユシンが復耶会と関わっている問題に、ミシルとソルォンは執拗に食い下がった。ユシンは窮地に追い込まれ、トンマンは苦悩し…。
■ 第37話
ミシルの求める結婚をユシンは承諾する。ユシンはトンマンに、軍人たちとの信頼関係は男女間の恋愛よりも守るのが難しいと言い…。
■ 第38話
ヨムジョンはピダムに、チュンチュを王に即位させようと提案。穀物価格の高騰に、トンマンは穀物を買い占める貴族を突き止めるが…。
■ 第39話
トンマンは貴族たちから得た利益で、質の良い鉄を買い農機具を作らせる。それを民に与え土地を開墾させ、土地を与えようと考えるが…。
■ 第40話
安康城の百姓たちはトンマンとの約束を破り、農機具を持って逃亡する。トンマンは失望の余り、逃げた村長らの首をはねてしまい…。
■ 第41話
チュンチュはポリャンを拉致し、自分の潜伏先に連れて来させる。ミシルはチュンチュとセジョンの結束を固めようと計画するが…。
■ 第42話
ミシルはピダムとチルスクを連れて、徐羅伐を抜け出して清遊(チョンユ)に向かった。ピダムはミシルの真意を探るが…。
■ 第43話
トンマンはミシルをはじめとする貴族勢力を弱体化させるため、租税改革を進める。チュンチュは自分の計略が成功したと思っていたが…。
■ 第44話
ミシルは和白会議でトンマンの租税改革を知る。ミシルは大等たちを懐柔して、満場一致制を逆利用しトンマンの計画を潰すが…。
■ 第45話
セジョンが刺されユシンたちは反逆者にされてしまう。キム・ソヒョンとヨンチュンは玉爾がないと逮捕できないと言うが…。
■ 第46話
ミシルは王権を思うままに操り、統治を宣言。宮廷の外に逃れたトンマンはピダムと共にユシンを救出し、ミシルと戦うと誓うが…。
■ 第47話
トンマンとウォルヤには包囲されたと分かり、脱出を試みる。ソファはトンマンに変装してチルスクをおびき出し、トンマンを逃がすが…。
■ 第48話
トンマンはミシルを訪ね、トンマンの潔白を公開尋問で証明したいと申し出た。また真平王派ではない貴族の前で、尋問を受けると言い…。
■ 第49話
ピダム、ウォルヤ、ユシンらは演武堂に進撃し、トンマンを救出。真平王を迎える。ミシルは宮殿を逃げ出し大耶城に身を寄せるが…。
■ 第50話
なんとか内戦を避けられないかとトンマンは苦悶する。ピダムはチュクパンの言葉をヒントに、大耶城の水路に毒を撒こうと言うが…。
■ 第51話
ピダムは自分とミシルの事実を知ると、大きなショックを受ける。チルスクはソクボムと最後まで抵抗しようと決意するが…。
■ 第52話
トンマンは新羅初の女王の座に就き、新しい時代を開くと抱負を明らかにした。トンマンはピダムの役割が重要だと言い…。
■ 第53話
ピダムはユシンが復耶会と関わっているとトンマンに告げる。トンマンはユシンに、伽耶人とたちを捨てろと命じるが…。
■ 第54話
トンマンは復耶会を討伐しウォルヤの首を差し出せとユシンに命じた。しかしユシンは、裏切ることはできない、信じてくれと懇願し…。
■ 第55話
ユシンは敵陣で歩哨にみつかってしまう。その危機をウャルヤが救うが、ユシンはスパイとして捕らえられ徐羅伐に送られるが…。
■ 第56話
ソルォンはトンマンに、百済軍との戦いに勝利し三韓一統を成し遂げるなら、ユシンを捨ててピダムと結婚するようにと言い…。
■ 第57話
ユシンはウォルヤに助けられ、トンマンに将軍に再任され全権を与えられて戦う。ピダムは全てをかけ、トンマンへの愛を告白した…。
■ 第58話
ピダムはトンマンの死後は政治に関わらないと誓った。トンマンはピダムを信じ切れず、約束を破ったら殺すようにとチュンチョに伝え…。
■ 第59話
ピダムは自分でも分からない間に、ミセン一派がトンマンを欺いて密約を結んだことを知る。ピダムはトンマンに潔白を主張するが…。
■ 第60話
ピダムを王に即位させようとする一派は、チュンチュの命も狙った。その疑いがピダムにかけられ、トンマンはビダムを信じるが…。
■ 第61話
トンマンはピダムに宛て、自分を信じて待っていてくれという内容の手紙を書いた。しかしピダムはトンマンに裏切られたと思い込み…。
■ 第62話
流星を見た瞬間、天が自分たちと同じ意志を持っているとピダムは喜んだ。戦いは続いたが、トンマンの体調は悪化の一途を辿り…。