マイクロ水力発電 (小水力発電、Low head hydro power)とは、 水の流れを利用して発電する事です。 制度上は200kW未満の発電設備で 200kw以下だと、 各種手続きが簡素化されるので、 この規模のものを総称して マイクロ水力発電というのだそうです。 こんな部品みたいな発電機 もう、とっくに製品化していて 1個で、9kwです。 ダムや大規模な水源の必要がなく、 小さな水源で、 比較的簡単な工事で発電できるのです。 山間地、中小河川、農業用水路、 ビル施設、家庭などでの発電も可能で、 マイクロ水力発電が可能な所は、 国内にたくさんあります。 技術上の問題は全く無く 開発段階などではありません。 2010年3月31日から、 小型発電設備規制検討ワーキンググループが 200kW未満の発電設備に関して、 保安規定・主任技術者・工事計画届出が 一部、または全部不要としたので、 今後は期待出来そうなのです。 マイクロ水力発電は、 水源のある場所であれば、どこでも設置が可能で、 水流によって、羽根車を回転させ発電し、 電力としてエネルギーを回収することが出来ます。 高低差2m以下:開放周流形水車・螺旋水車 ポテンシャルが大きい。 中小規模の水力発電を合わせれば、 太陽光発電、風力発電と比較して、 天候等による発電量の変動が少なくて、 ダムなんかの大型水力発電より、 生態系を脅かさない発電が出来る訳です。 河川などには落ち葉やゴミ等が流れてくるので、 その撤去等のメンテナンスが必要ではありますが… 異常気象とか、降雨量が少ない場合に 安定した電力が得られないことも考慮すれば… 場所によっては、相当有効な訳です。 設置時の工賃や、 機材のイニシャルコスト、 メンテナンスにかかるランニングコストを考えた 採算性も重要です。 http://www.hitachi-ies.co.jp/solution/kankyo/enekaishu/index.htm 1個購入すると9kw、 10個も購入したら、90kwです。 もう、製品化している この発電機 何といっても日立製! σ(^_^;) エネルギー回収率約60%で、高効率 ビルの設備や高さ・落差・流量に応じて、 電力の回収が可能な訳です。 こんな程度で、3kwだそうです。 インライン設計で、少ないスペースに 取り付けられるようになっています。 バイパス配管すれば、 維持管理に支障がない訳です。 竹尾敬三、「小型水力発電製作 ガイドブック」、パワー社、1997年7月15日初版 まずは、こんな本を読んで 勉強しなくちゃいけません。 A=´、`=)ゞ 超小型(ピコ)水力発電装置製作ガイドブック (自然エネルギー・ガイド) 上記の2冊は、買いましたので来週届きます。 …ちゃんと、読んでおきます。 A=´、`=)ゞ
高低差2-18m:プロペラ水車
中落差5-60m:クロスフロー水車・フランシス水車
高落差50-2000m:ペルトン水車
『マイクロ水力発電導入ガイドブック』(NEDO・刊)
エネルギー回収システム(日立製作所)
構造も簡単で、
山間地の施設に限らず、
配管途中にも設置が可能。
水車や発電機本体の保守などの時には、
■参考文献:
千矢博道、「これからやりたい人の小型水力発電入門」、パワー社、1992年9月10日初版
石田 正 (著) 価格: ¥ 2,100
甦るらせん水車―マイクロ水力発電への可能性を探る
里深 文彦 (著) 価格: ¥ 1,050
小水力発電―原理から応用まで 21世紀のクリーンな発電として
逸見 次郎 (著) 価格: ¥ 2,100